長良川とは?

日本三大清流のひとつとして高知県の四万十川、静岡県の柿田川と並び日本を代表する水の綺麗さを誇る長良川。源流は岐阜県の郡上市の大日ヶ岳から三重県の伊勢湾へと海に流れ出ています。源流は分水嶺であることも有名で長良川は太平洋に、同じ場所を起点としている荘川は反対に日本海に流れ出ています。長良川は延長166kmの第一級河川であり距離が長いのですが、堰堤がひとつもなく人と自然が共存している川です。水が綺麗なため鮎がたくさん生息しており上流域では鵜飼いと呼ばれる伝統的な漁法をしている場所があります。ちなみに長良川で鵜飼いをしている鵜匠は宮内庁式部職として国家公務員の扱いを受けています。

長良川コースの魅力

長良川コース魅力はなんといっても午前と午後で下るコースが違うので、何度も来ていただいてるお客様でも新鮮な気持ちで楽しめるというところです。午前と午後のコースには名前の付いた激流ポイントがそれぞれ4箇所点在しております。コースの距離もそれぞれ約3.5kmを1時間程度かけてゆっくり下っていきます。水が綺麗なことで有名な長良川ですが、ラフティングは比較的上流域を下るため水質が非常に綺麗で、日によっては水深3m近くまで見ることができます。コースの区間は渓谷ではないため景観は開放感があり見晴らしが良いところが多いのが特徴です。 午前コースと午後コースの違いについてですが、午前コースは落ち込みが多い点が魅力です。水量が多いときは1m以上の落差ができるところもあります。お客様が少ない時期はサーフィンというラフティングボートを使った波乗りができます。午後コースではできる場所がありませんので、全身水浸しになりたい方は午前コースがお勧めです。 午後コースは激流の難易度が高めで波が高いのが魅力です。より激しい波をお求めの方にお勧めのコースになります。

激流ポイント紹介

三段の瀬

三段の瀬
午前コース第一の激流ポイント。瀬の構成が三段階に分かれていることからこの名前が付きました。全激流ポイントの中で一番距離が長く、約200m瀬が続いていきます。一段目から三段目に進むにつれて激しさが増していきます。区間の途中に流れが緩やかな場所があり、そこでは心を落ち着かせてくれるのと同時に次の区間への期待感を増幅させてくれます。また最後に流れが行き着いている場所が渦のような流れをしています。増水時は渦が強くなり一度入ってしまうと抜け出すことが困難になります。最初の激流ポイントですが最後の最後まで油断のできない激流ポイントです。

スケボーの瀬

スケボーの瀬
午前コース第二の激流ポイント。この瀬の特徴は右に大きくカーブしていきます。外側を通っていくと後半部分が岩でごろごろしており通ることができません。ボートを漕がずに放っておくとどんどん外側に寄せられて身動きができなくなってしまいます。先をしっかり見て予測し下っていきましょう。また増水すると外側に大きな落ち込みができます。瀬の深さは浅いですが、落ちてしまうとひっくり返る可能性があるためたくさん漕いで避けていきましょう。

円空の瀬

円空の瀬
午前コース第三の激流ポイント。歴史の教科書に出てくる江戸時代の有名な修験僧の出生がこのあたりであることからこの名前が付きました。この激流ポイントの魅力はなんといってもサーフィン。瀬の最後に落ち込みがあり、お客様が少ない時はそこでボートを使った波乗りをすることができます。ボートが転覆しても水深は深いので安心してチャレンジしましょう。

ふれあいの瀬

ふれあいの瀬
午前コース第四の激流ポイント。瀬のすぐ横に「ふれあい広場」があることから付いた名前になります。午前コース最後の激流ポイントになります。この激流ポイントは座礁率No,1。浅く通れるコースが狭い上に岩がゴロゴロ点在している非常にテクニカルなコースになります。油断するとボートがすぐに岩の上に乗り上げてしまうため後ろに漕いだり前に漕いだりと大忙し。この激流からゴールポイントが見えるため、力を合わせて乗り越えましょう。

高原の瀬

高原の瀬
午後コース第一の激流ポイント。このあたりの地名が高原ということからこの名前が付きました。全体的に浅く通れる幅が狭いため通るコースが限定されます。コースの真ん中に大きな岩があり、その岩のすぐ左の落ち込みを通っていきます。流れの最後が別の大きな岩にぶつかっているため、落ち込みが終わって油断しているとボートが岩に貼り付けられることがあります。落ち込み終わりにすぐに漕げる体勢をとり、岩を避けていきましょう。

ケムシの瀬

ケムシの瀬
午後コース第二の激流ポイント。ケムシの瀬のすぐ横に道路があり、そこから激流を見ると波が盛り上がっていて、毛虫の形をしていることからこの名前が付きました。全激流ポイントの中で一番激しいと感じる瀬になり、毛虫の背中を上下に下っていくイメージで最後は高さ1m近くある波にボートが突っ込んでいきます。ボートがひっくり返らないように漕いで勢いをしっかりつけましょう。

バンブーの瀬

バンブーの瀬
午後コース第三の激流ポイント。バンブーとは日本語で「竹」という意味で、コース脇に竹がたくさん生えておりその竹がコースを覆うように生えていることからこの名前が付きました。岸の近くを通り抜けて行くため、壁にぶつかりそうになるスリルが味わえます。この激流ポイントが終わったすぐ後に緩やかに流れている場所が訪れます。水深が浅く川の底が見えることから、鮎の発見率が非常に高い場所であります。

ざんげの瀬

ざんげの瀬
午後コース第四の激流ポイント。コース内に岩がたくさんあり、もし落ちてしまったら怪我をして痛い思いをし、今までの行いを悔いてしまうことから付けられた名前になります。コース内には中央に大きな岩が2つありS字を描いて下っていくテクニカルなコースになります。瀬に入る手前に岩がたくさんありボートがくるくる回りながら瀬に入っていくことがよくあります。目が回りすぎて下る方向を見失わないようにしましょう。

長良川ラフティングの情報